「本当に価値のあるものを見極めたい」
「自分の時間を、大切に生きたい」
こんな想いがある方々へ、この記事を書きます。
世の中の90%は「ガラクタ」と思っている方が幸せ
考えてみて下さい。
テレビで放送される映画を、最後まで見る割合は?
最後までワクワク読み進められる本の割合は?
楽しかった飲み会の割合は?
個人差はあるものの、結構な割合で、最後まで見られなかった映画や本、楽しくない飲み会が存在するのではないでしょうか?
つまり、「つまらないもの(ガラクタ)の割合が90%である」
このような考え方に気づいたり、私生活に落とし込むことが、なぜ幸せにつながるかは、後述していきます。
【スタージョンの法則】の誕生、歴史
この法則が誕生した物語を紹介します。
アメリカのSF作家、シオドア・スタージョンの話。
シオドア・スタージョンが文学のパネルディスカッションに参加している時、他の参加者から「SF作品の90%はクズである」と批判を受けた。
そこでシオドア・スタージョンは、「それでは、あらゆる出版物の90%はクズである」と反論したのが、この法則の始まりです。
生活における例題
スタージョンの法則を実際の生活に落とし込んでみると、意外にも90%のガラクタに気づくことができるのではないでしょうか?
ざっくりと、私の思いつく例題を挙げてみます。
→100人いたら、10人くらいの受講態度がよい。残り90人は・・・
※実際の大学生に聞くと、ほぼこのような割合だと答えてくれる
→お互い牽制して、意見を出さず、会議時間の最後の方に意見が出る。90%の時間が無駄
→勝手な予想ですが、大体こんな感じかな?と思います
→本当に楽しめている?役立つ話ある?本心から参加したい飲み会?
→実際の行動に移す人は大体10%くらい。
※ちなみに、行動し継続する人は、さらにその中から10%。
→本当に必要な情報以外が、平気で自分に入ってきてしまう
・食べられる植物か
・あの動物は襲ってくるのか
・毒がある食べ物か
・命を狙う的か
・助けてくれる仲間か
本当に必要な情報に触れていますか?
自分の外側のこと
ある出来事を、「自分のせい」と捉えてしまうことを多いのではないでしょうか?
なんでも自分のせいと考えるのはストレスになります。
問題があるのは実は「世界のほう」
例)
この映画つまらないな→自分の教養不足ではない
ビジネスのプランが悪いと感じる→自分のビジネスセンスが問題ではない
一生懸命考えたデートプランで、相手がつまらなそう→自分のせいではない
なんでもかんでも周りのせいにすることは、良くないことかもしれません。
ですが、「自分のせい」と考えてしまっていることの多くは、実は自分の力ではどうすることも出来ない「自分の外側のせい」の可能性が多いのです。
自分ではどうにも出来ない、外側に対して、労力や気持ちを注ぎ過ぎてしまっては、自分の体力が消耗してしまいます。
自分の内面のこと
次は自分の内面のことです。
→愚痴や文句をいっても、役に立たないし、何の改善にもつながらない
→リスクを過大に評価してしまう
→90%のことは出来もしないし、やりもしないことを考えている
「なぜこんなことをずっと考えてしまっているんだろうか?」
「役に立たないことを、思い続けてしまっているな」
まとめ
ここまで読み進めてくると、「ほとんど無駄な世界じゃん!」と思ってしまうかもしれません。
ですが、ここで重要な考え方にたどり着きます。
自分の外側だろうが、内面だろうが、
【10%の大切なことに気づき、見逃さない。その10%に力を注ぐべき】
という結論に至るのです。
人生の長さは人それぞれ違いますが、必ず有限です。
注意の配分量を100持っているとすると、自分にとって90%のくだらない、自分の人生に影響のない事柄に対して、90%の注意量を持っていかれると、本当に大切な10%に力を注ぐ時間がなくなってしまいます。
自分にとっての10%の大切な事柄に対して、
・早く気づく、見つける、常に意識する
・取捨選択する勇気をもつ→あなたの人生です
・誰と時間を過ごすか
・どこで時間を過ごすか
・何をして過ごすか
などと、常に意識して下さい。
「大切な10%に、自分の100%の力を注ぐことが大切です」
「自分の人生を生きていない人」が多くいるのではないでしょうか?
まさに自分の人生を生きていない人の配分は、全体の90%なのかもしれません。
「自分の人生を生きる10%の人」になるためには、自分の人生の価値にしっかり向き合い、時間を大切にして行動するしかありません。