習性としてのマネを理解する【カメレオン効果】

衝動的に行動してしまうことってありますよね?

例えば、コロナについて「トイレットペーパーが無くなる」という噂を聞くと「そんなことないだろう?」と思いつつも薬局をつい見てしまう。

朝一からずらっと並んでいる人の列を見て、そわそわする。

店内に入り、ある集団がトイレットペーパーを買う姿を見ると慌てて買ってしまう。

こういった行動には人間の「カメレオン効果」という心理学的要素が関わっています。

 

 

カメレオン効果を理解することにより、衝動的な自身の行動を客観的に把握したり、抑えるコトも出来ます。
また、教育現場や仕事の場においても、良くも悪くもこのカメレオン効果は働きます。

 

ぜひカメレオン効果の性質を学び、良い方向のカメレオン効果を発動していきましょう!!

カメレオン効果とは

人間は良くも悪くも「マネをする」生き物

カメレオン効果を調べてみると、面白い表現があります。

 

それは「人は誰かに好かれたい」ということ。

 

無意識のうちに、誰かに好かれようと行動してしまう訳です。

嫌われると困るんですよね、生きづらくなって。

その理由は、歴史の部分で後述します。

例えばどんなマネ?

・方言と話す友達がいると、なぜかうつる
・買い物中、誰かが商品を手に取ると、自分もその商品を手に取る
・グチを言う集団にいると、グチを言うようになる
・テスト勉強も周りの人がやらなかったらやらない。宿題とかも。
・本当は拍手したいのに、周りがしないからしない
・飲み会の席で、上司が頼んだ注文と「同じもので!」って絶対そんな訳ない。

 

などといったところでしょうか?

他にも思い当たることがあると思います。

何かにつけて「よかったー!一緒で!」「違ってたらどうしよう!」なんて会話、良くしますよね。

 

マネをすることによって、最低限嫌われない。

過度にマネするのは逆効果なのは当たり前ですが、歴史を振り返ると、人がなぜマネを得意としているかがわかります。

マネの歴史

いつからマネをしているのだろうかと、超短期的な発想でいくと、幼少期ですね。

 

子どもは、お母さんやお父さんのマネをします。

発語の意味が分からなくてもマネをします。そして、あとから意味がわかってくる。

行動もそうですよね。親や周辺者が正しい行動を模範として行い、子どもがマネをする。

 

小さい時からマネをして育ってきているので、大人になってもマネをするのは当然のことといえます。

 

もっと言えば、我々人類が地球上で最強の種族となった時期よりも前の時代。

 

我々の祖先ホモ・サピエンスは力が弱く、知恵をしぼって、厳しい環境を生き抜いてきました。

共に助け合い、情報をオフラインで共有し、仲間の正しい行動をマネして生きてきたのです。

協力しなかったら、絶対生き残れなかったんですね。

 


ある種族では、足並みを揃えられない、足を引っ張る人は、即殺されているような種族もあったそうです。

 

【知らないこと・足並みがそろわない=死】

 

を意味していたんですね。

 

そう考えると我々のDNAには、集団に溶け込み、模倣し、嫌われないように生きる知恵が古代より備わっていると考えられます。

教育現場への活かし方

教育現場にカメレオン効果を活かすためにはどうしたらよいのでしょうか?

 

小学校や中学校では、起立!気をつけ!前ならえ!と基本的に軍隊と同じ動作。

戦後間もない教育システムが現在も脈々と受け継がれている。

悪い意味でのマネから脱却できていない。

 

小学生のなりたい夢ランキングを見ても、数十年前とほとんど変わらない。
男の子の10位にYouTuberが入っていましたが、女の子の一位はケーキ屋とパン屋さん。

 

ですが、時代は変わっています。

 

現代の初等教育では、良い意味でのカメレオン効果が発生する機会が少ないのです。

なぜかというと、先生たちは忙しく、新しいことをする余裕が無い。

親も、共働き世代が多くなっているので、教育に心を向ける暇・余裕が無い。

 

 

良い意味でのカメレオン効果を発生させて、子ども達の夢を膨らませる機会は設けられないのでしょうか?

 

最近私が思っていることは「子どもの社会科見学」をアップデートできないかなということ。

よく子どもの時に、学校で行くアレですね。

 

その社会科見学を「人間見学」に変えて実施の頻度も高めた方が、よっぽど子ども達の知的好奇心を高められると思います。


施設を見て、歴史を学ぶのも大切。

だけど、人に会わないと選択肢は増えないと思います。

大切なのは、人との出会いです。

楽しそうな大人、YouTuberに憧れる男の子が増える理由はそこにありそうですよね。

仕事場での活かし方

憧れる先輩や上司はいますか?

マネをしたくなる人がいる会社では、モチベーションが変わります。

明るく、前向きに、幸せオーラダダ漏れで働いている比率はどうでしょうか?

そんなに多くないのではないかと想像します。

 

愚痴ばかりを言っている環境に身をおいていては、成長することは出来ません。

まさに負のカメレオン効果を脱するためには、関わる人を変えるしかないです。

 

負の環境から脱するためには、自分がカメレオン効果に従っているなと自覚する「メタ認知」が必要です。
※メタ認知とは、心理学でよく使われる用語で、簡単にいうと客観的に自分を見つめることです。

 

 

ある集団の中で、自分のカメレオン効果に従った行動を辞めてみるとわかります。

集団からはみ出して、大体孤立するので。笑

ですが間違った行動を、人の目を気にしたり、空気を読むだけの行動として行うくらいなら、孤立するくらいでちょうど良いのではないでしょうか?

 

 

今は狩猟採集時代ではありません。死にもしない。

 

空気を無意識に読んで、心を病む人も多くいるはずです。

 

もっと自由に生きていいんですよ。 

まとめ

カメレオン効果は、第三者から自分に受けるものというイメージがついたかもしれません。

ですが、逆も然りです

自分の表情、言動、態度、考え方、生き方は必ず周囲の方へ影響を与えています。

それがプラスでもマイナスでも。

 

ぜひ、プラスに働くカメレオン効果に目を向け、そして自分も周囲に大して良いカメレオン効果を生み出せるよう、意識していきたいものです。

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