教習所の勉強嫌いな方へ|おすすめ勉強方法とツールを元指導員が解説

自動車教習所に入校中の方の中には、

運転がなかなか上達できない

学科の試験勉強が効率よくできない

このような悩みを抱えているかもしれません。

 

最近ではインターネットの普及のおかげで、教習所に関するさまざまな勉強方法やツールが存在します。

 

今回の記事では、

・教習所のおすすめ勉強方法
・教習所のおすすめ勉強ツール

について紹介します。

 

私は北海道の自動車教習所で、7年半勤めていました。

実際に多くの生徒さんを見てきた視点から今回の記事を書いています。

 

教習所に通う生徒さんは、一人ひとり個人差があります

運転がすぐ上手になる方もいれば、なかなか上達できない方も、当然います。

 

学科も同様で、なかなか点数を取れないなんてことは常にあります。

今回の記事を通じて、自分にあった勉強方法を見つけ、多くの生徒さんがスムーズに卒業できることを願っています。

 

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おすすめの勉強方法

ではおすすめの勉強方法について、学科と運転技能にわけて紹介します。

学科の勉強

教本をしっかり読む

まずは教本をしっかりと読むことをおすすめします

勉強が苦手な方にとっては、教本を読むことは苦痛かもしれません。

 

しかし運転免許証を取得するための情報が、一冊の教本にまとまっていると考えると、少なくも感じます。

何冊も何冊も学ばなければならないわけではないので、一冊に集中して読み込むことができますね!

 

正直なところ、“免許を取得したら学科の教本を読む” ことは基本的にありませんので。

 

 
ゆうた
人生に一回の機会だと諦めて、頑張って読み込んで理解していきましょう。

 

学科指導員のアドバイスを聞く

私も学科の教習を担当していたのでわかりますが、学科教習の時間はかなり短いのです。

基本的には50分の教習時間ですが、20分ほどビデオ学習の時間があり、残った時間で教本の中身を説明します。

 

ビデオ時間を除けば、30分程度でその科目の内容を伝えるのです。

細かいことや大切なことなど、全てを伝えていると圧倒的に時間が足りません。

 

ですから指導員は工夫をして、

・理解しにくいところ
・難しいところ
・勘違いしやすいところ
・試験の問題で間違いやすいところ

これらの内容にしぼり、伝えることが多いのです。

 

学科指導員のアドバイスをしっかり聞き、メモやアンダーラインを活用して、自分の見やすい教本を作っていきましょう

 

自分のオリジナルノートを作る方も中にはいますが、学科教習の時間がかなり短いので、しっかりと話を聞き、教科書にガンガン書き込んでいくスタイルをおすすめします。

 

わからないことは質問する

教習所生活であるあるなのですが、試験が近づいてくると質問が思いつくということです。

 

もちろん、試験勉強を始めたため、わからないことが判明することもありますよね。

高校の試験勉強とは違い、教習所の試験日は意外と早く訪れます。

 

「試験勉強を始めてからでいいっか!」と勉強を後回しにすると、あとから苦しくなってしまいます。

教習所の試験日はあっという間に訪れることを念頭に置き、早め早めにわからないことがあれば指導員などに聞くようにしましょう!

 

 
ゆうた

教習所の指導員たちは、熱心に学ぼうとする生徒さんには、めっちゃくちゃ優しく教えてくれます

これは間違いありません!

 

人に説明できる状態を目指す

すでに免許を持っている家族や友人と、学科の内容について議論してみることをおすすめします

 

免許を取得しているからといって、正直すべてのルールを覚えている人はなかなかいません。

免許を取得したあとは、自分が普段関わることが多いルール以外は忘れてしまうものです。

ですから、免許取得者と一緒に教本を確認してみましょう。

 

そして自分が教習所で学んだことを、うまく説明できるかどうか試してみるのです。

他の誰かに説明できる状態は、自分の知識として落とし込んでいないとかなり難しいはず。

 

 
ゆうた
周りの家族や友人と、学科の内容について楽しく議論しあってみて下さいね。

 

間違いやすい問題を把握する

学科試験は○問題を解きます

 

問題の中には、勘違いしやすいものや、引っ掛け問題など、やっかいな問題もあります。

問題に関しては、しっかりと勉強していれば当たり前のようにわかる問題も多いのです。

 

勘違いしやすいものや引っ掛け問題は、多くの生徒さんが不正解になります

ですから、間違いやすい問題を教えてもらえることも多いので、問題の傾向は必ず把握しておきましょう。

 

問題を解く時に気をつけること

私が個人的におすすめする方法を紹介します。

 

問題を解いたとき、正解が『』だったとします。

多くの生徒さんは、この問題はである、という事実で満足しますが、なぜなのかの理由まで答えられるようにしてください

 

とある問題が……

「〇〇は5メートル以内である」 ○か✕か?

 

この答えがならば、本当は何メートルなのかとか、何センチメートルなのかとか。

と答えたときに、本当の答えを言えるレベルであれば、勉強の効率が格段に上がります

 

問題は5割の確率で正解してしまいます。

その正解率が、本当に自分が理解しているのかどうか、判断しにくくする要因となります。

 

 
ゆうた
本当にわかっているかどうかを、常に確認しながら問題を解くようにしましょう

 

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運転技能の勉強

指導員のアドバイスを聞く

これは当然かもしれませんが、指導員のアドバイスをしっかり聞きましょう。

 

教習所の指導員は、指導のプロです。

指導内容に表現の違いは多少あれど、目指しているところは同じです。

 

まずは言われたとおりのことを実践してみて、細かいところを修正します。

上達が早い生徒さんは、“バカ正直”な一面があると思います。

 

まず言われたとおりにやってみて、失敗もしてみて、そして学んでいきます。

 

 
ゆうた
最初から上手にやろうとせず、アドバイスをしっかりと聞き、まずは色々と試してみてくださいね!

 

わからなければ質問をする

学科のところでもお伝えしましたが、質問が苦手な方が多い印象です

 

検定が近づいてくると、不安なところを一気に質問してくる場合も多いのです。

運転技能の中で、センスのいい子の場合、なんとなく感覚でうまくいってしまうこともしばしばあります。

そして試験日が近づいてくると、変に丁寧に運転しようとして逆に失敗するパターンがあったりします。

 

ちょっとわからないことがあれば、早い段階で積極的に質問してみましょう。

早い段階から質問することが、運転の技能の上達や、検定日の不安を減らすことにつながります

 

運転教本での予習も効果的

学科の教本以外にも、運転技能の教本が存在します。

 

運転技能の教本には、場内教習のポイントなども書いているので、予習することが可能です

おそらく運転技能の時間は、実際に自動車を動かす時間しかありません。

 

ですから、「次回〇〇の練習するね!」などと伝えられて場合は、さらっと予習しておくと、指導員からの指導も受け取りやすくなります。

 

 
ゆうた
一点注意ですが、指導員によっては、教本と異なる教え方をする場合があるので、予習が邪魔になってしまう可能性もあります。

 

友達との話し合いは要注意

運転技能については、あまり友達と話し合いすることはおすすめしません

 

理由としては、

・運転の上達のスピードは個人差がある
・指導員一人ひとり、教え方にバラつきがある

これらがあり、中には自信を無くしてしまったり、今までできていたことができなくなったりする場合があるのです。

 

教習の進度について話し合う程度であれば問題ありませんが、運転の操作方法についてアドバイスし合うことは、あまりおすすめできません。

 

すぐに上達しないのは当然

教習所を卒業するときに、運転が上手になると思っている生徒さんが多くいます。

しかし残念ながら、運転というのは免許を取得してから継続的に運転し、さまざまな場面を経験して少しずつうまくなっていくのです。

 

ぶっちゃけていうと、卒業する段階でも、“全員へたっぴ” が普通ということです。

 

だから教習がスタートして、たった数時間でうまくなることのほうが珍しいともいえます。

まわりの生徒さんと比較してしまい、自信を無くしてしまう方が多くいます。

 

 
ゆうた
すぐに上達しないのは、当然であることを忘れずに過ごしてほしいと思います!

 

 

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おすすめの勉強ツール

ではここからは、教習所に関するおすすめ勉強ツールを紹介します。

無料で使えて、かつ効果的なものばかりです。

ネット・アプリの活用

MUSASI(効果測定&学習システム)

画像:MUSASI 効果測定&学習システム

 

こちらのシステムを導入している教習所であれば、無料で使うことができます。

※各教習所がIDやパスワードを用意しています。

 

私が過去に所属していた教習所でも、こちらの学習システムを活用していました。

学科の学習については、こちらのシステムだけでも十分です。

 

何度も問題を解き、一発で試験をクリアした生徒さんが実際にたくさんいます

このシステムを導入している教習所であれば、積極的に活用してください。

 

学科試験問題集

評判の良さそうなアプリを紹介します。

スマホで使えるもので、かつ評価も高いものがコチラです。

 

【普通免許問題集 普通車学科】

 

▽ダウンロードはコチラ▽

Androidはコチラ

iPhoneはコチラ

 

こちらのアプリは、使っている方々からの評価が非常に高いのです。

 

また、アップデートもマメに行われており、情報の鮮度も信ぴょう性があります。

スマホでスキマ時間に勉強したい方がいれば、こちらのアプリをおすすめします

 

 
ゆうた
欲を言うと、すでに免許を取得している人も、復習で勉強してほしいですね!

 

YouTubeチャンネルの活用

自分が通う教習所のチャンネルを見る

最近では、YouTubeチャンネルを開設している教習所が多くあります。

 

その場合、勉強の方法やコースの解説など、かなり役立つ情報である場合が多いのです。

もし自分が通う教習所がYouTubeチャンネルを運営している場合は、ぜひチェックしてみてください

 

YouTubeチャンネルを参考にするのは良いが……

その他にも、学科の勉強方法や運転の上達方法を伝えているYouTubeチャンネルが多くあります。

もちろん、素晴らしいクオリティの内容や、即実際に使えるような情報などを投稿しているものもあります。

 

ですが、実際に教習所に通っている最中に、色々なYouTubeチャンネルを参考にしすぎてしまうと、“頭の中が混乱してしまう”はずです

私が指導員をやっていたころにも、YouTube動画で混乱してしまい、運転がうまくいかなくなった生徒さんが数名いました。

 

特に運転技能の練習でつまづいている方に限って、何とか次はうまくなりたいと思うものです。

しかし先にも触れましたが、“すぐに上達しなくて当たり前” なのが運転です。

 

上達したい気持ちが前に行き過ぎると、かえって上達が遅くなるのです。

 

 
ゆうた

慌てずに指導員のアドバイスに耳を傾け、シンプルな気持ちで運転に臨むようにしてくださいね!

 

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まとめ

今回は教習所でのおすすめ勉強方法と勉強ツールについて紹介しました。

 

学科教習と運転技能、短い期間で覚えることがたくさんありますよね。

教習所以外にもやることがたくさんある方にとっては、教習所の勉強は大きな負担となるはずです。

 

しかし免許取得までは、何とか頑張らなければいけません。

 

今回の記事を参考に、効率的に勉強を進めてみてくださいね!

 

 

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