求人サイトにおいて、“ライター” という言葉で検索すると、たくさんの求人があることがわかります。
それだけ今は、Webコンテンツの制作が求められているんですね。
ライティングを外注するクライアント側の願いはコチラです。
「質のいいライターを見つけたい」
「質のいい記事を納品してほしい」
質の高いライターを探すのは、かなりの労力が必要と聞きます。
たくさんの労力をかけたにも関わらず、失敗に終わっては大変ですよね。
ライティングを外注するときの失敗事例を把握しておくことで、外注業務の効率は格段と上がるはずです。
今回の記事では、
・ライターに外注するメリット、デメリット
・ライターに外注するときの注意点
これらについて、ご紹介していきます。
私は現在、Webライターの仕事を複業の一つとして行っています。
実際にクライアントさんとやりとりをして、記事を納品する側の立場です。
今回の記事作成を通じて、“クライアント側の気持ち” を学び、私自身への戒めの意味も込めていきます。
クライアントさんとライターさん。
お互いが気持ちよく、Win-Winの関係になるための記事にしていきます!
私は将来、記事を外注できる立場にもなってみたい✨
そのためにも、クライアント・ライターどちらの立場も学んでいきます!
ライティング外注で失敗するパターン5選
では早速、ライティングを外注して失敗するパターンを5つ紹介します。
実際のクライアント側の声も聞いておりますので、リアルな情報となっております。
① 記事のクオリティが低い
信用・信頼できない記事
Googleが記事を判断するときは、「E-A-T」という指標を重視しています。
・A-Authoritativeness:権威性
・T-Trustworthiness:信頼性
専門家の人ではない人の情報は、信用できませんよね?
現在のGoogleは、どんな人がどんな情報を書いているのか、まで判断できます。
情報を引用するとしても、できるだけ一次情報に近い情報を引用する必要があります。
一般企業のコラムや個人のブログを参考に、記事を納品されることも多いとのこと。
「本当にその情報は正しいの?どこからの情報?」となってしまうわけです。
国などの信頼性の高いデータを参照に記事を作成する必要があります。
オリジナリティのない記事
オリジナリティのない記事とは、他のコンテンツと同じ内容や独自性のない記事のことです。
インターネット上にはさまざまなコンテンツが溢れているので、似たようなコンテンツが目に付きます。
“コピペ”と呼ばれているように、他の人のコンテンツを丸ごとパクって記事納品をするライターも一定数いるようです。
何より、他者のコンテンツに対して敬意を払えないのは、ライターどうこうの問題ではないと、私は思います。
修正に時間がかかりすぎて、コスパが悪すぎる
納品される記事が悪すぎて、修正に時間が取られすぎてしまうパターンです。
クライアント側からすると、コスパを上げるために外注しているはず。
なのに修正に時間がかかりすぎると、「あれ?自分たちで書いたほうがよくないか?」と思われてしまいますよね。
基本的な誤字脱字、言い回し、そして何よりクライアントから提示されたマニュアルを読むことが大切です。
提示されたマニュアルを読まないライターさんが多いという情報も……
構成案や記事の内容が不自然
何より記事は、構成が大切です。
家を建てることに例えるならば、基盤に該当するのが構成です。
構成がうまく設定されていなければ、記事の内容は不自然になります。
記事を執筆する前に、クライアントに構成案を一度見せ、執筆開始の許可をもらう必要があります。
もちろん、長い付き合いでお互いが信用しあっているなどの場合は、構成から記事執筆までおまかせ!という場合もあると思います。
② SEOに対する知識がない
SEOに対する知識がない状態で、記事を執筆されることも、失敗といえるかもしれません。
しかしSEOに対する知識を図ることは、かなり難しいことです。
クライアントは、質のいい記事で自社のページを検索上位に表示させて、自社の認知を広げたり商品を購入してもらったりしたい。
上位表示させるための、必要不可欠なものがSEO対策なんです。
そのためライターを募集する内容には「SEO対策お願いします!」という文言が、ほぼ入っています。
ライター側の対策としては、最低限、書籍やインターネットで学び、SEOに対する知識を入れておく必要があります。
その他にもSEO検定があります。
SEOに対する一定の知識を有している証明になりますので、資格を取得して案件へ応募するときのアピールポイントとして活用するライターも多くいます。
③ マニュアルを読まないライター
説明書を読まずにとりあえず行動する人、結構いますよね。
家電とかが良い例で、直感的に操作できるので、すぐにスイッチ・オン。
おそらく感覚的な人で、早い段階で家電を壊す人だと思います。笑
クライアントから記事作成をお願いされるとき、マニュアルを渡されることがあります。
細かなルールが書かれているので、そのルールを守りつつ、記事を作成する。
しかし、マニュアルを読まずに記事を作成してしまうライターが一定数いるようです。
ちょっとした誤字脱字のミスよりも、クライアント側からすると「このひと大丈夫かな?」と思われるはず。
まずは説明書、読まないといけないですね。
④ コミュニケーションの問題
クライアントとライターのやりとりは、インターネット上やチャット経由で行われることがあります。
軽いやりとりと判断してか、適当なコミュニケーションを図る人がいるそうです。
中には、“突然の音信不通” になる場合もあるそう。
これは、クライアント側の声(ネット上)も、ライター側(Twitter上)の声も拾っているので間違いありません。
今の時代にあった働き方だとは思います。
しかし適当なコミュニケーションのせいで、外注が失敗してしまうのは大きな問題です。
また当然、コミュニケーションの不足は、打ち合わせ不足に直結します。
先にもお伝えしたように、記事を書くためには構成が大切です。
打ち合わせなき構成では、質の良い記事になることはありえません。
まともなコミュケーションがとれないことで、ライティングの外注を失敗してしまうことにつながってしまいます。
⑤ ライターを見つけることに時間を浪費
ライターを探すこと自体に、かなりの時間がかかってしまうことは、ライティング外注のひとつの失敗といえます。
クライアント側にも、ライター側にも共通したメリットがあります。
それは、“継続して依頼をお願いできること・お願いされること” です。
私はライター側として仕事をしていますから、継続して依頼をいただけることは本当にありがたいことです。
なぜかというと、案件を探したり募集したり、新しいマニュアルを読み込む時間が削減できるからです。
クライアント側も同様で、同じライターに依頼を出せることは、ライター探しの時間を大幅に減らすことに繋がりますよね。
できるなら、早い段階で質の良い記事が書けるライターを見つけたいものです。
Twitterでみる肌感覚としては、クラウドワークスを利用している方がとても多くいます。
当然信頼できるライターかどうかは、実際にやりとりしてみなければわかりません。
しかし多くのライターを募集できるツールとしては、クラウドワークス一択ですね。
ライターを見つける時間の削減には、必ず役立つはずです。
ライティングを外注するメリット・デメリット
続いて、ライティングを外注するメリットとデメリットをご紹介していきます。
自分でライティングするか、外注してライティングするか。
メリット
記事を安定して更新できる
コンテンツを継続して生み出すことは、非常に労力がかかることです。
専門性の高いライターに外注をすることで、安定して記事を更新することができますよね。
アクティブに記事が更新されていることは、お客さまからの企業評価に直結する大切なことです。
空いた時間に別の仕事ができる
ライティングを外注することで、時間が生まれます。
空いた時間で別の仕事ができますので、自分で記事を作成する場合と、ライティングを外注する場合でコスパを比較することをおすすめします。
ライターの知識や経験を活かせる
ライターには、さまざまな経験をもった人がいます。
職歴や持っている資格も、多種多様です。
専門性をもつライターを見つけることができれば、記事の信頼性が大幅にアップすることになりますね。
SEOなどの専門性の高い技術が得られる
基本的に、案件を受注した実績のあるライターであれば、SEOの知識を有しています。
先にも少し触れましたが、クライアントワークで必ず求められる知識だからです。
ある程度の期間ライターとして活動していれば、SEOの知識が全く無いということは、ほぼあり得ません。
一からSEOの知識を得ようとすると骨が折れますが、ライターの専門的なSEO知識を得ることができるのも、ライティングを外注するメリットといえます。
デメリット
記事の質に満足できない場合がある
ライターとのすり合わせがうまくいかず、求めているような記事が納品されない場合があります。
どれだけキャリアや実績があるライターであっても、必ずクライアントの要望に100%答えることは難しいのではないでしょうか。
事前の打ち合わせが非常に大切になってきますね。
ライターを探す手間とコストがかかる
ライターを探すことは、ある意味求人の募集と一緒です。
やはりライティングを外注するときの一番のハードルは、ライターを探す手間がかかるということです。
クラウドソーシングサイトなどで募集すれば、希望者を募ることは可能です。
しかし、継続的にライティングを依頼するとなると、その中から選抜するなどのコストがかかってきます。
信頼できるライターを見つけることが難しい
非対面での仕事になりますので、信頼を得ることは難しいのが現状です。
テキストだけでのやりとりは、相手のことを肌感覚で捉えることは難しいですよね。
私もライター業を通じてやりとりしていますが、感情を伝えることに苦労します。
記事のクオリティと、普段のやりとりの中で、信頼を構築しなければなりませんので、信頼できるライターを見つけることは、時間がかかる活動といえますね。
ライティングを外注するときの注意点
ではここから、ライティングを外注するときの注意点について紹介してきます。
ライティング外注の成功率を高める、大切な情報となっています。
クライアント側もライティングを学ぶ
ライティング業務を依頼するだけでなく、自らがライティングを学ぶことで、質の良いライターを見つけられます。
相手の土俵を知ることができれば、細かいことに気づけるようになりますからね。
基本的なライティング技術を学び、そしてライターに外注する、という流れで進むことがおすすめです。
ライターの質を見極める力を養う
クライアント側が頭を悩ませていることは、実は基本的なことが多いのです。
例えば、連絡体制を十分確保できるか?などです。
いやいや、普通のことでしょ?と思われるかもしれませんが、それほどいい加減な人もいるのです。
あとはモラルの高さでしょうか。一般常識的な考え方、言葉の伝え方ができるかどうか。
このあたりが適当な人であれば、ライター業務だけでなく、そもそもビジネススキルとして不十分ですよね。
ライターの質をしっかりと判断していくことも、ライティングを外注する上で重要なことです。
マニュアルの作成して提示する
記事の概要を伝えることが重要です。
・どんな目的で記事を書くのか
・どんな目標を達成したいのか
これらの思いが不一致の状態ですと、間違いなくいい記事は書けません。
私もライター側として仕事をしている身として、クライアント側から提示される記事の概要は、本当にさまざまです。
「この情報から記事を書くの?」と思うような、少なすぎる情報。
または、「これほど親切な情報をくれるのか」と思うような、親切な情報。
本当にさまざまです。
ライターを外注する際におすすめなのが、このような情報をまとめたマニュアルを用意することです。
ライター側も当然わからないことがあれば、質の良い記事を書くことができません。
そうなると質問をされたり、それに対する回答で、お互いが余計な時間が取られてしまいますよね。
最初に記事の内容を伝えるための、記事作成マニュアル的なものを用意しておくことは、両者にとって非常にプラスになる材料です。
テストライティングを行う
多くのクライアントが実際に取り入れているのが、テストライティングです。
当然、通常に依頼するのと同じように報酬は支払うかたちで行います。
テストライティングでは、
言葉遣いや言い回しのスキルはどうか
納期に対する意識を持っているかどうか
これらを判断し、ライターの基本的な資質を見極めます。
テストライティングの結果、良好な関係を築けると判断すれば、継続案件として記事執筆を依頼するかたちになります。
テストライティングは、質の高いライターを見つけるために、非常に役立つものです。
まとめ
今回の記事では、ライターに外注して失敗するパターン5選と、ライター外注の知識についてご紹介しました。
私は普段、ライター側として仕事をしているので、持っている情報がどうしてもライター寄りになります。
しかし、クライアントとライター双方の悩みを知ることで、より相手に寄り添った仕事をすることができると、今回の記事を通じて学びました。
人材の確保は、どの企業でも難しいことですよね。
人材の確保がうまくいかないことで、多くの時間と労力をロスしてしまいます。
依頼する側も依頼される側も、一辺倒の知識ではなく、相手側の立場に立って知識をインプットする必要があります。
お互いが尊重しあい、気遣いのある関係性を気づくことで、より良い仕事につながっていくものだと、強く思います。
今回の記事はライティング外注をするクライアント目線での記事となりましたが、ライター側の視点も非常に大切です。
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