悪玉コレステロールは悪者ですよね☺️!?
確かに善玉・悪玉と呼ばれていますが、本当は大切な役割がそれぞれあります。
そして、本当に身体に危険なものがわかっています😊
コレステロールとは

コレステロールとは・・・
脂質の一種であり、生命を維持するために不可欠
コレステロールの70%を体内の肝臓や小腸、脳などで作られる
コレステロールの大切な働き③つ
① 全身の細胞膜と細胞内膜成分の原料
→全身には約60兆個の細胞の細胞膜の原料
② ホルモンの原料になる
→女性ホルモン、男性ホルモンに不可欠
③ 肝臓で再合成、胆汁酸の原料になる
→脂肪の消化に必要
コレステロール(善玉・悪玉の違い)

まず初めに、善玉コレステロール、悪玉コレステロールを紹介します。
ちなみにそれぞれ、「呼ばれているだけ」なので、正式な名称を紹介します。
◎ LDL(悪玉コレステロール)
肝臓で合成されたコレステロールを身体中に運ぶ「運搬屋」
細胞が必要とするコレステロール量より多くなると、余ったLDLが血管壁に染み込んで内側に溜まる
◎ HDL(善玉コレステロール)
LDLが血液中から運びきれずに残してしまった、余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す「回収屋」
たしかに、LDLが増えすぎるのは問題に感じますね?
ただ、全身に細胞が必要とするコレステロールを運んでくれるので、極端に少なすぎることも、問題であるということがわかります。
HDLだけが多すぎると「細胞膜が薄くなる」可能性があるそうです。
そもそも、コレステロールに善玉も悪玉もないそうです!!笑
日本医師会の作戦で、
「LDLの増えすぎは健康に悪いので、『悪玉』と名前をつけちゃおう!」
というのが由来です。
コレステロールが増える原因は油脂(油)ではなく、糖質の摂りすぎ
増えすぎるのはもちろんリスクですが、低すぎるのは栄養状態が悪い証拠です。
一般的にいわれるのは・・・
LDL(悪玉)が血管壁にこびりついて血管がつまる
→動脈硬化を促進させる
最近の研究では・・・
LDL(悪玉)が血管壁で悪さをするのだが、それ以前に血管の内皮細胞がダメージを受けている
→動脈硬化になりやすくなったり、他の病気が発生するリスクを高める(狭心症や心筋梗塞、脳梗塞)
LDLの溜まりすぎはもちろん悪影響だが、実はそれ以前に血管がダメージを負っていることにより、動脈硬化やそれ以外の病気につんがりやすいということが、最近の研究で紹介されているんですね!
ちなみに、血管についての動画もありますので、よろしければ下記からどうぞ✨
【早い時期から】突然死の原因に!?血管は中高年だけじゃなくどんな世代からでも気をつけるべき!
本当に危険なのは、〇〇と〇〇!

では、実際に何に気をつければよいのでしょうか?
本当に危険なキーワードについて、専門家の方の多くはこの二つを紹介しています。
① 変性LDL
→酸化したLDL(悪玉コレステロール)
② 小型LDL
→超悪玉コレステロール(通称スモールデンスLDL)
この二つについて、詳しく紹介していきます。
酸化LDLとは
酸化LDLとは・・・
LDLそのものではなく、「活性酸素」によって酸化されたLDLのこと
酸化LDLは動脈硬化の危険が増すといわれています。
活性酸素については、下記の動画を参照にしてみて下さい✨
【老化防止・美容効果】活性酸素vs抗酸化作用その①様々な病気の元凶活性酸素について学ぶ【深堀り健康法】
もちろん、LDLが増えすぎることは問題です。
しかし、LDLだけに気をつけるのではなく、体内の活性酸素の働きを気にしなければ、健康意識をもっていたとしても効果が半減してしまいますよね💦
ぜひ、活性酸素について知って、「抗酸化作用」まで学んでいただくと、体の中で悪さをする仕組みや抑制する働きまで知ることができます。
【老化防止・美容効果】活性酸素vs抗酸化作用その②抗酸化作用を学び、健康寿命を伸ばしましょう!【深掘り健康法】
小型LDL(超悪玉LDL)とは
LDLには、「大きい粒と小さい粒」があるんです。
小さい粒の特徴としては・・・
・血液中に留まる期間が5日間と長い(通常は)
・酸化されやすいので、動脈硬化の原因になる
※ちなみに小型LDLが増加する理由は現在解明されていないそうです
しかし、小型LDLが増えやすい(多い)人の特徴があります
② 中性脂肪が多い、肥満
③ 過去に心疾患があった
④ 血糖値が高い人
結局どう過ごすのが良いのか?

あらゆる本に共通して書かれていることは、
「毎日の食事と運動を見直す」しかない!
と書かれています。
悪玉コレステロールの摂りすぎが根本的な原因ではなく、
② 小型LDLが増えやすい状況の生活スタイル
③ LDLが悪さできるような状態の血管にしてしまうこと
これらが要因として挙げられるので、悪玉コレステロールの摂取を控えることだけで、健康につながることにはならないということがわかります。
おすすめ食事改善編
基本中の基本としては、
食べすぎないことが大切です!!
◎ LDLの参加を防ぐ効果
例えば 赤ワインのポリフェノール 適量
などが代表的ですね!
【老化防止・美容効果】活性酸素vs抗酸化作用その②抗酸化作用を学び、健康寿命を伸ばしましょう!【深掘り健康法】
こちらには、もっとたくさんの抗酸化作用の取り組みを紹介しています✨
◎LDL値を下げる効果
オリーブオイル(オレイン酸)、オメガ3系(アマニ油など)
青魚に含まれるEPA(DHAも中性脂肪を下げる)
大豆(イソフラボン)
食物繊維(野菜、豆、果物、きのこ、海藻、穀類など)
※卵の個数については、本によってバラバラでした!
一昔前は「卵は悪玉コレステロールだからダメ」的な情報がたくさんありましたが、卵は良質なタンパク質(アミノ酸指数で満点)ですから、適度に摂取するべきですね!!
おすすめしない、食事編
では、おすすめしない食事などもご紹介します。
◎ コレステロール値が高い人におすすめしない食事
牛肉のレバー、バラ肉
加工食品(ハム・ベーコン)
動物性脂肪(飽和脂肪酸)のバター、ラード、牛脂
大豆油、コーン油、リノール酸はHDL(善玉)もLDL(悪玉)もどちらも下げる働き
→免疫低下につながります
◎ 完全アウト
タバコはLDLを増やして、HDLを減らすアイテム
ストレスが血液中のLDLを増やす
となっております。
日頃の食生活から見直して、コレステロールの値を気にしていきたいものです✨
まとめ

今回は、コレステロールについて紹介しました。
善玉・悪玉とはよく聞きますが、しかし体調悪化へつながる元凶を把握しなければ、せっかくの健康への取り組みも無駄になってしまいます。
ですから、ほんの少し知識を深掘りして、効果的に健康寿命へとつなげていってほしいと思います🍀